2009年12月28日

岩崎弥太郎にとっての重要人物

岩崎弥太郎に影響を与えた人物はたくさんいますが、その中の1人に「ジョン万次郎」が挙げられます。

そのジョン万次郎ですが、鎖国も開け、近代日本が開かれたといる時代に、日本と欧米との懸け橋となって多大なる業績を残した人物です。ジョン万次郎と言う人物がいる事は知っていても、どんな功績を残してきた人なのか知らない人も多いのではないでしょうか。ジョン万次郎の功績については、日本より逆にアメリカの方が評価が高い様です。

その証拠として、第30代アメリカ合衆国の大統領である「クーリッジ」は「ジョン万次郎がアメリカから日本に帰国した事、これはアメリカがアメリカ大使として日本に送りだしたのと同じ事だ」と言うように語っていたという事もありますし、アメリカが建国されて200年の記念の時に「海外からの米国訪問者展」と言うイベントが開かれたそうですが、その中にジョン万次郎が入っていたそうです。たった29人の中に入っているとは本当に評価が高かった事を考えさせられます。

かの有名な坂本龍馬も、ジョン万次郎の体験してきた事を聞き、外国に対して興味を持ち開眼していったと言われています。それを基にアメリカの生活事情、民主主義などの知識を用い、近代的な日本国を作ろうと目指していったと言われています。

また、ジョン万次郎の影響は坂本龍馬だけでは留まらず、板垣退助や岩崎弥太郎にまで与えたそうで、国際化時代を迎えうつ為に必要な人材だったのだと思います。

今、ジョン万次郎の銅像は足摺岬に立っています。その姿はアメリカのフェアヘーブンを見つめている様な思いをはせた風貌で立っています。



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Posted by mori  at 00:00 │岩崎弥太郎の人物像