2009年12月01日

海運業で頭角を現した岩崎弥太郎

岩崎弥太郎は今では誰もが知っている三菱グループの創始者ですが、あの三菱の菱形マークは、土佐藩山内家の門であった「三葉柏」と岩崎弥太郎家の家紋であった「三階菱」を組み合わせる事によって出来あがったマークです。岩崎弥太郎自身が考えたマークだと言われています。

土佐藩出身者で有名なのは坂本龍馬ですが、他にも先程ご紹介した三菱グループ創始者の岩崎弥太郎、大政奉還を現実のものとした後藤象二郎等がいます。この3人については皆土佐藩出身でありながら、長崎を中心に活躍した人物として今も語り継がれています。

坂本龍馬と岩崎弥太郎の出会いと言うのは、繋がりが後藤象二郎になるのですが、後藤象二郎の叔父に吉田東洋と言う人がいます。この吉田東洋が手掛けていた私塾で出会ったと言われています。この事をきっかけにして、途中色々あるとは言え、生涯親交が続いたそうです。

土佐藩出身の一人である後藤象二郎は、土佐藩主からの信頼も厚かったそうで、その為土佐藩の立て直しに奔走したそうです。そして「土佐商会」と言う会社を長崎と大阪に設け、後藤象二郎と岩崎弥太郎は土佐藩の資金調達の為に尽力を尽したと言われています。

その後、坂本龍馬率いる亀山社中との交流があり、岩崎弥太郎は海運業に着目する様になり、その後「三菱商会」を設立したと言われています。

この様に土佐藩出身で、長崎で活躍した人達は偉大なる功績を残していると言う事で、とても偉大なる人達だった事が伺えます。
  


Posted by mori  at 00:00幕末の土佐藩と岩崎弥太郎